たとえば、取引先から40ページのスキャンした契約書が届き、そのうち署名ページである12ページ目だけを税理士に転送したいとします。あるいは200ページの報告書があり、同僚が各セクションを並行してレビューできるよう、章ごとに別ファイルにしたいこともあるでしょう。そんなときに使うのがPDF分割です。1つの文書を必要な単位に分けられ、処理はすべてブラウザ内で行われます。
逆に、複数のファイルを1つにまとめたい場合は、分割ではなく「PDF結合」のガイドをご覧ください。また、ファイルは1つのまま数ページだけ削除したい場合は、「ページ削除」か「PDFページ整理」のほうが手早く済みます。
手順:ブラウザでPDFを分割する
- PDF分割ツールを開くか、ホームページの「PDF分割」カードをクリックします。
- ドロップゾーンをクリックするか、PDFをドラッグして追加します。文書のページ数が表示されます。
- 分割方法を選びます。1ページごとに1つのPDFは、すべてのページをそれぞれ別のファイルにします。範囲を指定は、たとえば1-3, 4-6, 7-のように、範囲ごとに1つのファイルを作成します(7-のようにハイフンで終わる範囲は、最後のページまでを指します)。選んだページを1つのPDFに抽出は、たとえば1, 3, 5-8のように指定したページだけを集めた1つのファイルを作成します。
- 「今すぐ処理」をクリックします。指定したページをpdf-libで新しい文書にコピーします。再描画は行わないため、テキストも画質も変わりません。
- ブラウザが結果をダウンロードします。1ページごとに分けた場合はsplit-pages.zip、複数の範囲を指定した場合はpages-1-3.pdfのような名前のファイルをまとめたzip、出力ファイルが1つだけの場合は1つのPDFになります。
- ファイルを開き、期待どおりのページになっているか確認します。特に、文書に印刷されたページ番号とPDF内でのページ位置が異なる場合は注意してください。
よくある失敗
- 存在しないページ番号を入力する。範囲が最後のページを超えていたり、ツールが読み取れない書き方だったりすると、ファイルは作成されず、文書のページ数を示すメッセージが表示されます。
- 印刷されたページ番号とページ位置を混同する。ツールが数えるのは、各ページの下に印刷された番号ではなく、表紙や白紙ページも含めてファイルの1ページ目から数えた位置です。
- 「1ページごとに1つのPDF」で1つのファイルができると思い込む。このモードでは常に、1ページずつのPDFをまとめたzipが作成されます。1つのファイルにしたい場合は「選んだページを1つのPDFに抽出」を使ってください。
- 複数のファイルを一度に選択する。分割されるのは最初のファイルだけです。ほかの文書は1つずつ処理してください。
- 分割すれば内容が取り除かれると思い込む。各ページは、非表示のレイヤーやメタデータも含め、元の内容をすべて保持しています。機密性の高いページは、共有する前に確認してください。
よくある質問
PDFを分割すると、ファイルは1つになりますか?それとも複数ですか?
モードによって異なります。「1ページごとに1つのPDF」では、各ページのPDFをまとめたzipになります。「範囲を指定」では範囲ごとに1つのPDFが作成され、範囲が2つ以上ある場合はzipにまとめられます。「選んだページを1つのPDFに抽出」では、指定したページだけを含む1つのPDFになります。
3〜7ページのように、特定の範囲だけを取り出せますか?
はい。「選んだページを1つのPDFに抽出」を選んで3-7と入力してください。複数の範囲を別々のファイルにしたい場合は「範囲を指定」を選び、たとえば1-2, 3-7, 8-と入力します。8-のようにハイフンで終わる範囲は、最後のページまでを指します。
分割するファイルを複数選択するとどうなりますか?
分割されるのは、最初に選択またはドロップしたファイルだけです。複数の文書を分割するには、1つずつツールを実行してください。
分割できるページ数に上限はありますか?
処理はすべてpdf-libを使ってブラウザ内で行われるため、決まった上限はありません。非常に長い文書や大きな画像を含むスキャンは、処理に時間がかかり、端末のメモリを多く使うだけです。
分割したページを共有する前のチェックリスト
- 目的に合ったモード(全ページ、範囲指定、1ファイルへの抽出)を選んだ
- ページ番号は、印刷された番号ではなくファイル内の位置で入力した
- ダウンロードしたファイルを開き、ページを抜き取りで確認した
- 共有するつもりのファイルだけを送っている
- 機密性の高いページは配布前に確認した
- 別の方法で分割し直す場合に備えて、元のPDFを残している